手作りHP作成記





 ちょっと動機が不純なんですが、職場に強い個性の方が転勤してきて、自分自身が失われそうになった事があり、自分の居場所が欲しかったんです。たまたま周りにすてきなHPを作った方がいて、そのすばらしさに触発され、HPを作ることにしました。とは言っても、パソコンでメールのやりとりやインターネットができて、エディターで読み書きできる程度の技術で、タグとかいろんな事がぜんぜん分かりませんでした。そこで、知人からHPについての情報やノウハウを入手したり、いろいろな人のHPを見て、どんなHPにしたいかと言う構想をねる所から始めました。原寸大の自分を表現できて、情報発信ができる、ミニコミ誌的な物にしよう。ネットの闇を考慮して、ハンドルネームを使おう。他人に不快感を与えたり迷惑をかけたりしない物にしよう。音声で確認できるテキストカウンターと簡単操作の掲示板は初めからつけよう。と言うおおまかな事を決めて、未熟者が扱えるHP作成ソフトの注文とともに、HP作成のアドバイスとサポートを受けにラビットさんをたずねました。最初に、「サクサクビルダー3」の操作法を教えてくださった時は、基本タグの挿入手順にしたがって作業を行うと、ページ間を繋ぐ時等に使うリンクをはった時、文字の下に線が入り、指定通りにその色が変わる事やリンク部分とかは文字を少し大きくすると見やすい事、ブラウザーでは曖昧な色が綺麗に映らない恐れがある事、多くのHPは、目次などの項目リンク部分がページの上に来ているけれど、下にあった方が音声ブラウザーユーザーにはありがたい事等をうかがい、大変参考になりました。


 テキストカウンターや掲示板は、私の契約プロバイダーの無料HPスペースでは使えない事が分かり、有料ですが30メガバイトのスペースが借りられるウェッブサービスと契約し、ミスターラビットさんのサポートとアドバイスを受けながら、HPのUP作業に入りました。画面の背景色を選ぶ時、私は小さな時に色が見えていて、黒の背景で白の文字やその逆は、学校の授業みたいなので違う物にしたいと想いました。コンタクト素材集2に、青空と雲の明るい画像があり、この画像を基本背景画像とする事にし、いくつかのフリーの素材を探して使わせていただく事にしました。その他、基本的に使う色を決め、素材等をお借りした方々にメールを出しました。多くの方が丁寧な返事をくださり、感激しました。準備が完了し、掲載記事もいくつか書きましたが、テーブルの概念を理解するのに時間がかかりました。そして、無事にHPがUPできました。その後、html4ホルダー内に画像を一つにまとめたホルダーを作ったところ、ブラウザーに表示しなくなったり、入り口のURL記載の/(スラッシュ)を落としていたためにうまくトップページに移動できなかったり、誤字があったり等、多くの失敗がありました。そんな時、丁寧に教えてくださる方々がいて、大変助かりました。


 開設してから半年以上立ち、htmlのタグに拒否反応がなくなった頃(笑)、ウェッブデザイナーの方が私のHPを見てくださり、タグの記載ミス(改行マークがへんな所に入っていたり、閉じるタグが抜けていた)やブラウザーでの見え方等を教えてくださいました。テーブルを使っているのに、紙での印刷の概念から抜けきれず、手動で改行マークを入れていました。画面を見る方は、ウィンドウ(窓)をいつも最大にして見ている訳ではなく、状況に応じて好みの大きさにして見ているので、テーブル内の文字は、こちらの予想しない所で改行される事になり、段落の所意外は改行マークを入れない方が見やすいとか、段落の所は2行くらいあけた方が見やすい事、背景画像を選んでいても背景色を指定してあって、その色がアクア(水色)だったのですが、画面が光って見にくくなる恐れがあるので、ペイルターコイス(薄い水色)を選んだ方が良い等の話は、実際画面を見ずに作る者にはとても参考になりました。それから数ヶ月後に、フリーの画像素材がなかなか探せない等の理由から、写真を多用するようになり、そのレイアウトの相談にものっていただきました。


 開設して2年と少したった頃、新しい携帯電話でIモードとインターネットの閲覧ができるようになりました。Iモードで閲覧できるHPを作る方が出て、プライベートなページを作り、活用するようになりました。ある日、偶然、このHPが携帯で読めることが分かり、今までと違った視点でIモードのページを閲覧して気づいた事があり、HPを作っている方にアイディアを相談し、画面の見え方等を教わりました。ページを開いた時に、スクロールしなくてもページの内容が視覚的に分かると良いね、せっかくの画像が下にあるとスクロールせずに通り過ぎる人には分かりにくいとのアドバイスを受け、できるだけ画像を上にして、基本的には挿絵のように、ページの右上に画像を入れる事にしました。多数の記事があり、煩雑さを避けるために、おおまかに3グループに分け、各ページのタイトルを、所属グループの色に統一することにしました。

 リンク集の多くは、子どもの時に絵本で遊ぶだけの視力がなかったので、そんな感覚をあじわいたくて、「ここ!」と絵を指さすようにクリックするとリンク先に飛んでいくような工夫をしました。音声ブラウザーユーザーが楽しめるように、画像を選ぶときに説明を入れるようにしましたが、見た目にはマウスを絵に近づけないとその説明の文字が読めないので、「なんだ?この絵は?」と言うような状態でした。最初にリンク集のUP作業をしたときに、リンクボタンの上の方に「こちらをクりっく!」と書き添えると良いとのアドバイスをいただき、以後、写真の説明文(キャプション)を作る時にも考慮しています。多くの方からリンクバナーをお借りして使わせていただいていますが、このリンクバナーは、「ご自由にお持ち帰りください」とあっても、マウスでコピーするか、ページを見た時にパソコンに残った画像を探すか、先方にお願いして添付ファイルで送っていただくかしなければならず、大変手間がかかりました。自分自身のリンクバナーもそのような形で心を痛めていましたが、リンクバナーを自己解凍する圧縮ファイルに加工してくださる方がいて、それをリンクバナーにリンクさせ、クリックするとダウンロードできるようになりました。背景画像はいくつか使ってみましたが、基本にしている黒の文字が見にくくなるとの事で、今の物に落ち着きました。個々のページに説明を入れすぎるとHPないが煩雑になるので、これらの情報は、「このHPをより楽しく」にまとめてあります。多くの方が遠慮なく感想を寄せて、支えてくださり、心から感謝しています。


 内容が多様なこのHP、「一期一会(どこまで分かっているか疑問ですが、笑)」を大切にして、これからも細く長く続けて行きます。今後ともご指導・ご支援宜しくお願いいたします。





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